みずみずしくほろ苦い青春物語/「ラウンダバウト」渡辺ペコ

渡辺ペコさん、ダイスキです。

話がとても繊細で、少し変化球なところがいいです。
視点が少し変わってるところも好きです。

絵は女の子はかわいいし、男の人はかっこいい。

ほとんど全部の作品が好きだけれど、中でもこの「ランダバウト」はすごく好きな作品です。
ラウンダバウト 1 (クイーンズコミックス)
主人公の真が、つっこみどころ満載で、目が離せなくて、かわいーんですよね~^^

私がこの作品で一番好きなのは、学校に行かない真の同級生の女の子と、ちょっとユルめの若い男の担任の先生との会話のシーンです。

学校に行きたくない水上さんの気持ち、すごく分かるし、先生もおしつけがましくないのがすごくいいんですよ~。いい先生だなーって心底思います。

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先生 : あのさ、学校のどーゆーところがキライ?
水上 : そんなのすごくいっぱいある。
先生 : 言ってみてよ。

水上 : やりたくもないし、納得できないことを、当然のように強制されるのがキライ。女の子たちが毎日やたらキャアキャアしてるのがイヤ。男子が下品でバカでうるさくて失礼なのがイヤ。

先生たちが威張ってて、怒る時に大きな声出すのが頭悪そうでキライ。給食もキライだし、食べるときに班ごとに机を向かい合わせるのも大っ嫌い。

すごく居心地の悪いところに、一日の半分いなくちゃいけないことが苦痛。

いつまでたっても学校になじめなくて、誰とも仲良くなれない自分がすごくみじめで、価値がなくてダメに思えてしまうことがつらい。

先生 : わかるなー
水上 : いいよ ムリしなくて

先生 : ムリじゃないよー。オレそれで学校やめたし。高校だったけど。すげーでっかい爆弾が落っこちて世界が早く終わっちまえばいいのにって毎日思ってた。

あのさー今度はオレが3つ話していい?
水上 : うん

先生 : 年が若くても何かを嫌ったりどうしても許せないと思う権利はある。

水上が自分を守るために学校には行かないっていう選択を本気でしたのなら、オレはそれを支持するし尊重するよ。

ただその選択には責任を持ってほしい。それを人のせいにしたり、何かの言いわけに使わないこと。それが2つめ。

それから最後。世間でいわゆるメジャーではない道を選んだら、人とは違う努力や方法が必要になることもある。それをちゃんと覚悟すること。年が若くてもね。

水上 : うん

先生 : じゃあもういっこ。何か力が必要なときは、オレは協力するし、応援する。だからそういう時には声をかけてほしい。以上。

水上 : 先生― 。。4つじゃん・・。

先生 : ねえ^^
水上 : ねえって。。


ラウンダバウト 1 (クイーンズコミックス)